売主様は増えている 買主様は減っている

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売主様は増えている 買主様は減っている

 本日のタイトルは、弊社が商圏とさせて頂いている、松山市内の不動産売買市況を端的に表した言葉になります。

 全国的に見ても、四国地方は最も空家の増加率が高く、県外在住の方が流入する事が少ないエリアですので、空家は増加の一途を辿っています。残念ながら、四国地方では最大の都市である松山市内でも例外ではありません。但し、過疎地域とは異なり、未だ人口50万人存在する「地方の都会」なので、未だ今のところは売買が成立しております。

 しかし、今の状況が今後数年に亘り続いてしまうと、松山市内とはいえ一部の地域では、売買が簡単に成立しないエリアが出てくると思っています。それ位、年々不動産を売りたい方は増えていますが、不動産を買いたい方が減少傾向にあるからです。需給のバランスを取るには、価格を調整していくしかありませんので、松山市内の一部の人気地区を除いては、地価は下落していくのが続くという事になります。

 弊社は不動産会社ですので、商品を販売する為に、時には売主となり、時には物件仕入の為に買主にもなりますが、お客様ニーズの変化が早いので、自社物件を販売するにあたっても、できるだけ物件を長期化しないように徹底して、長期在庫物件をとにかく残さないようにしております。

 売買仲介の売物件では、順調に成約できる物件は、販売開始して2か月以内に商談になります。その期間を過ぎると、成約するのに長期化する傾向がございますので、これから不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考にして頂き、販売開始価格を決定して頂ければと思います。買主様が減少傾向である事を売主様はぜひ知って頂いた上で、ご売却戦略を立てて頂ければと切に思います。